社員を知る 社員インタビュー 01
私の業務は施工管理で、今は、市役所や学校などの改修工事を担当しています。新築工事と既設改修工事では、仕事の流れが少し異なります。新築工事では、担当が決まるとまず現場調査を行い、図面の修正や、必要な機器・資材の発注など、工事に入る前の準備を行います。工事が始まると、施工会社の方へ施工の指示を行うとともに、お客さまと打ち合わせを重ねて、竣工を目指します。最後に施工した機器の試運転や、完成資料(報告書等)を作成し、お客さまに引き渡して任務完了となります。
改修工事の現場では、建物の利用者に影響が出ないよう、細心の注意を払います。危険の洗い出しや、作業内容・手順の綿密な確認など、事前作業に多くの時間を割きます。工事を円滑に進めるために現場内の安全や品質を保ち、工程や原価管理を行うことが、私の役目です。
大学で環境工学を学んだため、省エネやSDGsなどの環境問題に携わる仕事を希望していました。さまざまな業界を調べていくうちに、建設業界に「空調」という分野があること、その中でも適切な空調環境を自動制御する「計装」という専門分野があることを知り、興味がわきました。建物の中で人々が快適な環境で過ごせることに加え、建物の建設・改修時に省エネ効果の高いモノづくりができると分かり、人や環境に役立つ仕事ができる会社だと思い、入社を決めました。
入社前は、施工管理の仕事とは「毎日現場で作業管理を行う仕事」というイメージでした。しかし実際は、事務作業がとても多いことに驚きました。なかには現場での作業よりも、図面作成や書類作成などの事務作業の方が多い現場もあります。また、計装は制御の知識だけでなく、電気や設備などの幅広い分野の知識も必要で、入社当時は分からないことばかり。現場に出るのが不安でしたが、研修で基礎知識を学び、3年間のOJT期間で先輩社員とともに現場を経験していくことで、実践的な知識が身に付き、不安は解消されました。
「積極的にコミュニケーションをとる」ことを心掛けています。私は改修現場を担当することが多く、ほとんどが建物に利用者がいるなかでの作業になります。利用者の方に影響がない作業時間を設定したり、作業内容に対するリスク回避の検討を行ったりするなど、お客さまと綿密な打ち合わせが必要になります。予定外の作業が発生しないように、事前にさまざまな人と情報交換を行うことが、円滑な作業につながることを実感しています。日頃のコミュニケーションで信頼関係ができていれば、失敗を恐れることなく積極的な施策にも挑戦できます。チームワークが良ければ、リスク回避にもつながると感じています。現場の雰囲気づくりも含め、自分からコミュニケーションをとり、信頼を得られるように努めています。
私が働く支店は部署間の距離が近く、気軽に他部署のメンバーに声をかけることができて、風通しが良い雰囲気です。経験豊富なベテラン社員から年齢の近い社員までバランスのとれた構成なので、何か分からないことがあっても、「○○さんが知っているよ」と、先輩方のアドバイスを聞くことができます。空調計装は、「一つとして同じ現場は無い」といわれます。多様な現場を経験した社員が多く、それぞれの現場で体験していることが異なり、場面に応じた相談がしやすいことも、社員同士のコミュニケーションのきっかけになっていると感じます。
お客さまから求められていることに寄り添い、信頼してもらえる施工担当者を目指しています。現在4年目を迎え、できることが増えてきたと感じる一方で、現場を任せてもらうにはまだ不安があります。計装分野は経験した数だけ知識が身に付くので、さまざまな現場を担当することで不安を解消し、自信を持って取り組めるようになりたい。そのためにも、今後は計装分野だけでなく設備の理解度を高め、常に目標を掲げて、より良い現場を完成できる力を身に付けようと思っています。
時間 | 業務内容 |
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8:00 | 現場朝礼 |
9:00 | 施工会社へ施工の指示 |
10:00 | 図面作成 |
11:00 | 客先提出資料の作成 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 作業打ち合わせ、現場巡回 |
14:00 | 定例会議、図面作成 |
17:00 | 現場作業終了、施工状況等確認 |
18:00 | 定例内容、明日の作業資料まとめ等 |
19:00 | 帰宅 |