社員を知る 女性社員座談会

建設業ってどう?
女性社員目線で語る、
日本電技の働きやすさ。

crosstalk

女性社員座談会

日本電技で活躍する技術系女性社員たちが、ざっくばらんに語り合いました。

参加メンバー

はじめに皆さんの仕事についてご紹介ください

T.Iさん

T.I

入社後2年間調整技術に関わり、その後、エンジニアリング系の現在の部署に異動しました。いわゆるシステムエンジニアの仕事で、計装機器が施工現場で機能するためのプログラミング業務を担当しています。

C.Nさん

C.N

昨年本店に異動しましたが、それまでは本社の新規事業推進セクションで、主にESCO(エスコ)事業(※注)と呼ばれる計装機器を活用した省エネに関わる付加価値提案をとりまとめ、各店と連携して活動していました。今の部署では、お客さまのところに出向き、中央監視装置や自動制御機器の更新や改修をご提案する仕事です。実践を通じて一つ一つ学んでいるところです。

注:ESCO事業(Energy Service Company)とは、企業や自治体が所有する物件の省エネルギー化を目指し、省エネルギー改修にかかる経費を光熱水費の削減分でまかなう事業をいう

K.Aさん

K.A

F.A.さんと私は、現場の施工部門に所属しています。建築現場で計装機器を設置し、設定したり施工作業を実際に行う施工会社の方をとりまとめたりする、監督業務がメインです。施工は、技術的な側面にも通じている必要があり、エンジニアリングとの連携が重要で、T.Iさんのセクションとは密にコミュニケーションをとりながら工事を進めています。

F.Aさん

F.A

K.A.さんと同じ課に所属します。課内の技術者14名のうち3名が女性です。私は現在OJT期間中で、専任のトレーナーがついてくださり、新築の現場に入って仕事を覚えている最中です。

座談会風景

日本電技を選んだ理由を聞かせてください。建設業界での仕事を志望していましたか?

座談会風景
T.Iさん

T.I

建築系の仕事に携わりたいと思って、就職活動をしました。某就職サイトで、企業との相性診断のようなフローを試してみたところ、「相性が100%です!」と表示されたのが日本電技でした。

C.Nさん

C.N

100%!?完璧な相性ですね(笑)。

T.Iさん

T.I

そうなんですよ。自分でもびっくりして、会社のことを調べました。CADや3Dモデルなどを使うプログラミング業務があり、パソコンを使う仕事をしたかった私の興味を引きました。私が入社した2010年は、2008年に起きたリーマンショックのあおりを受けて、いきなり就職氷河期となった年です。そんななかで、「この仕事をやってみたい」と思える会社と出会えたのは幸運で、会社にも最初から好印象をもちました。

K.Aさん

K.A

T.Iさんは、技術系の女性社員を毎年採用する起点となった、第1号社員ですよね。私が入社したとき、そう紹介されました。

T.Iさん

T.I

正式には、私以前にも採用された方はいらしたのですが、実質的に、私が技術系女性正社員1号のような立ち位置になりました。だからといって、何か特別に処遇されたかといえばそんなことはなく、私自身も特に意識したことはありません。

座談会風景
C.Nさん

C.N

技術系の女性正社員は、今20名程度です。入社して思ったよりも女性社員が少ないとは感じましたが、受け入れる側の配慮や覚悟が伝わってきて、想像していたよりも働きやすい印象をもちました。私自身は理系の大学から、建設業を目指しました。最初に配属された課では、私が初めての女性正社員でしたが、それまでも高校・大学と、男性比率が高い環境で過ごしてきたこともあって、違和感はありませんでした。

K.Aさん

K.A

私は、施工管理者をイメージして就職活動をしていたので、男性社会であること、厳しい職場環境は承知の上でした。「計装」についてはまったく知識がありませんでしたが、学校で住宅環境をテーマに勉強していたので、計装が省エネや環境改善につながる仕事であると知り、日本電技の仕事に興味がわきました。

F.Aさん

F.A

私は先輩方とは少し毛色が違っていて、大学では化学を専攻していました。本来なら、化粧品や食品メーカーを狙うのでしょうが、なぜかピンと来なかったんです。業界内で会社を絞り切れないなら、思い切って全然知らない世界で新しいことに挑戦してもよいのでは?と思ったのが、建設業に目を向けたきっかけです。日本電技は大学の合同説明会で知り、計装はもちろん、業界のこともなにもかもまったく知らない状態で入社しましたが、育成制度がしっかりしているので安心しました。座学はもちろん、入社3年目まではOJTトレーナーが専属でついてくださり、現場での研修を含めてサポートが続きます。実はK.A.さんが1年目の副トレーナーで、右も左も分からないなか、とてもお世話になりました。

日本電技のどのようなところに、魅力や働きやすさを感じますか?

座談会風景
K.Aさん

K.A

人柄の良い人が多いところ!入社前から感じていましたが、誰もが気遣い上手で、それが働きやすさにつながっていると思います。現場は古いビルが多くて、大変なこともいろいろありますが、みんなが「働く人にとって良い環境にしよう」と考えて動きます。思いやりがあって、男性、女性に関わらず働きやすい職場です。

C.Nさん

C.N

そう、人間関係が良い。企業文化かもしれません。先輩たちがみんなざっくばらんでおおらかで温かいですね。

T.Iさん

T.I

確かに面倒見が良い点は、社風ですね。上の立場の人が、部下のことをとてもよく気にかけてくれます。

C.Nさん

C.N

T.Iさんも、とても面倒見が良い先輩です。後輩をかわいがってくれる先輩が、かわいらしく思えます。建設業界で、女性が主体となって動ける環境をつくることは、そう簡単ではありません。でも先輩方は率先して私たちの様子を気にかけて、何か変化を感じることがあれば、迷うことなく声をかけてくれます。本社にいたころは、残業をしているとT.Iさんが必ず声をかけてくれました。

座談会風景
T.Iさん

T.I

確かに、顔色や表情はすごく気にしていますね。女性社員に限らず、後輩たちみんなが気持ちよく働けているかどうかが、すごく気になる性格です。私自身が、かつて先輩から声をかけてもらうと、「見てくれているな、応援されているな」と、力がわきました。自分がされてうれしかった行いを、後輩にできる自分でありたいですし、後輩もその先へとつなげていってくれたらよいですね。

ご自身が力を発揮できる環境や制度があれば教えてください

K.Aさん

K.A

施工管理は、現場で必要な資格があります。国家資格は、持っているに越したことはありません。日本電技は、資格取得に対してのサポートが手厚いです。電気や通信関連の資格試験の受験費用が補助されるだけでなく、資格に対する報奨が資格手当として給与に反映されます。資格取得の奨励は、社員にとってありがたい制度です。

座談会風景
F.Aさん

F.A

まさに今、第二種電気工事士の資格試験にチャレンジしています。私は現在、新築の工事現場にいて、足場を組んでの仕事で危険が伴ったり、エレベーターがなく上下の移動は階段を使ったりと、体力勝負の日々で勉強する時間もままならないところですが、先輩たちが勉強会を開いてくれて、傾向と対策をしっかり教えてくれるので助かります。

C.Nさん

C.N

私は、改修提案に役立つエネルギー管理士の資格に挑戦しました。科目数も試験回数も多いので、時間も費用もすべて自己負担だと大変ですが、会社のサポートで挑戦へのハードルが下がりました。

仕事のやりがいについて教えてください。

K.Aさん

K.A

建物の竣工時には、大きな達成感があります。特に空調などは、竣工間際に設定や調整が入りますし、既存の建物の改修工事ではさらに、いかに建物内の通常業務に影響を及ぼさずに工事を終えるかについても知恵を絞ります。現場で作業にあたる施工会社の方たちとともに、私たちがゴールに向けてやるべきことはとても多く、すべてをやり切った、ゴールまで走り切った、と思える瞬間が最高です。 平均すると5件以上の現場が常に並行して動いています。もちろんどの現場にも手順書がありますが、条件や要求はそれぞれの現場で異なります。事前のチェックや段取りなどの準備にはかなり神経を使うので、無事に要求通りの仕様で納められたときの達成感は、格別です。

T.Iさん

T.I

K.A.さんと同じく、一つの現場が終わったときに達成感ややりがいを感じます。特に難しい現場をやり切ったときには、問題なく要求通りに稼働している状況に心から安堵して、「頑張ったかいがあった」と自分を褒めます。お客さまの要求内容が、途中で変わることもしばしばあり、その対応力は数稽古によって鍛えられます。さまざまな経験や知識をパーツとして組み合わせることで、難しい課題にも応えられるようになります。

座談会風景
C.Nさん

C.N

やはり営業としてのやりがいは、自分の提案が形になること。現場経験が少ないなりに、今までで得た技術的なバックボーンや知識を営業トークに生かせるよう、心掛けています。現場での施工も少しずつ体験しているところで、現場を知るともっと営業が楽しくなると思います。

F.Aさん

F.A

新人の私は、毎日覚えることで手一杯ですが、仕事のおもしろさややりがいは感じています。新築現場にいると、これから未来に向けて長く残る建物に関わっているのだと、誇らしく思います。そして、その建物の中の人が快適に過ごせる空間づくりが、私たちの仕事。良い空間づくりが良い製品やサービスを生み、間接的に社会貢献につながることを思うと、ワクワクします。

今後のキャリアプランや目指す姿について教えてください

座談会風景
F.Aさん

F.A

今は、早くひとり立ちすること。手順書を自分で作成するようになりましたが、場数を踏んでいないので、事前に注意すべき点、危険な箇所などの知識が少なく、現場にいる施工会社の方に聞きながらつくっています。例えば高所作業や、感電の危険性など、安全管理に直結する事項については慎重に聞き取り、調べ、現場調査を行います。改修工事では、建物内で稼働中の業務にできるだけ影響を与えずに施工を行いたいので、電源を落とせるもの、落とせないもの、落としてよい時間、ダメな時間など、細かな確認と調整が必要です。
今はOJT期間中で先輩がマンツーマンでサポートしてくださるため、分からないことはすぐに聞けますが、何らかのトラブルが発生したときに一人で対応できるかどうかといえば、まだ不安が先立ちます。1番の目標はK.A.さん。現場での立ち居振る舞いから、学んでいます。目標にできる女性の先輩社員がいるのは、本当に心強いですね。

K.Aさん

K.A

そう思ってもらえるのは光栄です。施工管理部門の女性社員としては、一番長いキャリアとなりましたから、今後はワークライフバランスを考え、働き方の選択肢がいろいろあるよという姿を見せていきたいと思っています。仕事では、より便利に、より快適になるような提案ができる人材になりたいですね。改修工事では、古いタイプの自動制御装置の知識と新しい製品の知識、両方が必要です。時代のニーズを反映して、メーカーも製品をどんどん進化させますから、私たちも旧式から進化版まで、機器のことを広く知っておかないとなりません。現場でのフィードバックを次世代につなげられるよう、営業やエンジニアリングとの連携もより重要になると思います。

座談会風景
T.Iさん

T.I

次につなげる、という発想はとても重要です。私自身も、今までは自分の成長にフォーカスしていましたが、今後は技術の継承と育成がテーマです。自分が培ってきた技術力や知識を、後輩にうまく継承したい。チーム全体で成長し、品質を高めていきたい。そんな思いが日に日に強くなっています。そのための教材や資料を整備し、一日も早く技術継承に着手するのが今の目標です。

C.Nさん

C.N

本社セクションから営業へと、新しいルートを切り開くことで、キャリアアップの選択肢を広げられることを示したいですね。省エネに関わる新規事業を提案してきた経験を踏まえ、自分らしさを提案に乗せて、営業として活躍できる人材に成長したいです。営業になって、中央監視装置の存在が、いかにその建物で働く人の生産性に結び付くかを意識するようになりました。装置がない時代には人力でコントロールしていたあらゆる管理業務を、飛躍的に楽にするための装置です。快適な環境づくりと、効率化によるコストダウンは、建物の空間づくりの肝。私たち提案営業が、社会貢献につながる窓口となるよう活動したいと思います。

日本電技を検討されている学生の皆さんに向けて、メッセージをお願いします

T.Iさん

T.I

大きな建物を自動制御装置で管理できるようになったことで、都市が大きく発展してきました。計装は社会活動に大きな影響がある仕事であり、日本電技は計装を通じて社会に貢献しています。就職活動中は、うまくいくこともそうではないこともいろいろ経験すると思います。大事なのは自分と水が合うか、ウマが合うか。自分が自分らしくいられる、調和できる会社を見つけられるよう頑張ってください。

F.Aさん

F.A

建設業界は、重労働という観点では女性にキツイ部分もありますが、逆に女性の視点をとり入れることで新たにできることもあって、やりがいがあります。私は化学という畑違いのところから飛び込みましたが、教育制度がしっかりしている会社なので、不安はありませんでした。ご縁があって一緒に働けたらうれしいです。

C.Nさん

C.N

就職活動では、「一生この会社で働こう」と気負わなくていい。思い悩み過ぎないこと。今その瞬間に自分が「やってみたい」と思う直感を信じて、自分にとってベストな道を歩んでくださいね。

K.Aさん

K.A

本当にその通り!就職活動の時期は、知らない職種、業種を知れるまたとないチャンスです。いろいろな会社を見て、比較して、当社の未来や可能性にピンときたら、ぜひ一緒に現場で汗を流しましょう。

座談会風景

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