研究開発の取り組み

AI・IoTの取り組み

IoT(Internet of things)とは、モノのインターネットと呼ばれます。センサと通信機器が組み込まれたモノがインターネットを通じて、相互につながり情報交換を行うことにより、新たな価値やサービスを提供する仕組みです。
当社では、次世代のBA、FAを目指し、Building IoT、Industrial IoTの研究開発に力を入れています。当社の強みである計装技術とAIやクラウドなどの最先端技術を駆使し新たな価値やサービスの提供を目指しています。

Building IoT

Building IoTは、ビル向けに下記に示すアプリケーションおよびサービスを提供します。

1.ビル最適化運用

ビルのエネルギー需要予測とデマンドレスポンス信号に応じて、熱源空調設備および電気設備(太陽光発電+蓄電池)の最適運用を図るアプリケーションの提供

2.エネルギー管理サービス

ビルの室内環境および電気、ガスなどのエネルギー消費の見える化アプリケーションを提供し、データ分析に基づいた省エネルギーサービスの提供

3.遠隔保守サービス

管理員が常駐しない中小規模ビル向けに、点検業務の自動化などビル設備の遠隔保守サービスの提供

実現イメージ

  • 天気予報と過去の運用実績データ(ビッグデータ)から人工知能がビルの冷暖房などに必要なエネルギー量を予測し、熱源設備や蓄電池設備などの運転計画を作成するアプリケーションの提供
  • インターネットを介しモニタリング中のデータやグラフ、分析資料を確認できるアプリケーションの提供
  • インターネットを介し担当者のモバイル端末からビル設備を運用できるアプリケーションの提供など

Industrial IoT

Industrial IoTは、工場生産設備向けに下記に示すアプリケーションおよびサービスを提供します。

1.生産状況管理アプリケーション

生産設備・装置の稼働状況や製品の生産状況をモニタリングし、計画と実績の比較など生産活動をリアルタイムに把握できるアプリケーションの提供

2.品質管理アプリケーション

生産設備・装置の異常発生や製品の検品状況をモニタリングし、異常発生の原因特定や改善サポート行うアプリケーションの提供

3.エネルギー管理アプリケーション

生産設備・装置およびユーティリティー設備のエネルギー消費状況をモニタリングし、製品の生産状況と合わせて、工場全体のエネルギー利用効率等を分析するアプリケーションの提供

実現イメージ

  • 生産実績や在庫状況をリアルタイムで確認できるアプリケーションの提供
  • 時系列計測データからAIを用いて、いつもと異なる状態を検出し異常予知診断を行うアプリケーションの提供
  • コンベア上に流れる製品をカメラで撮影し、AIを用いた画像診断で製品の識別を行い自動仕分けしたり、良否判定を行うアプリケーションの提供
  • 生産設備・装置の点検作業にモバイル端末を活用し、点検結果情報を一元管理することで保守業務の効率化を図るアプリケーションの提供