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地球環境のために
当社グループの事業活動そのものが、地球環境保全に直接貢献するものであるとの認識のもと、積極的な事業展開を図り、計装エンジニアリングを通じて、気候変動に影響を及ぼすCO2排出量の削減や省エネルギー化、省資源化に取組み、脱炭素社会と循環型社会の実現に貢献します。
戦略
当社グループでは、各事業セグメントのバリューチェーンにおける気候変動に関するリスクと機会の特定、事業インパクトの評価·対応策について、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿ったシナリオ分析を実施いたしました。なお、シナリオ分析においては、当社グループの事業セグメントである「空調計装関連事業」と「産業システム関連事業」それぞれにおいて、次のステップで検討いたしました。
シナリオ分析について
パリ協定の取組に準じて、世界の平均気温上昇を産業革命以前の水準から1.5℃までに抑制するシナリオと成り行きで温暖化が進む4℃のシナリオを採用し、各シナリオにおいて政策や市場動向の移行に関する分析と自然災害などによる物理的変化に関する分析を実施いたしました。
| 世界観の描画 | 参照シナリオ | |
|---|---|---|
| 1.5℃シナリオ | 温室効果ガス排出を大幅に削減し、脱炭素への移行を急速に進めて気温上昇を抑制するシナリオ |
国際エネルギー機関(IEA)による移行シナリオより
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)より
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| 4℃シナリオ | 十分な排出削減が進まず、気温上昇が進行して気候災害や物理的影響が深刻化するシナリオ |
国際エネルギー機関(IEA)による移行シナリオより
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)より
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シナリオ分析結果
当社グループのシナリオ分析結果は以下のとおりであります。なお、財務へのインパクトの定量化、定性化も行いました。定量的評価、定性的評価の基準を定義しています。
なお、後述のScope排出量から当社グループは省エネ法に該当するエネルギー消費(原油換算1,500Kl)レベルはなく、Scope1及びScope2の排出量は大きくないため、気候変動に関するリスクは相対的に低いと認識できました。
また、シナリオ分析を通じて、「空調計装関連事業」については、顧客のエネルギー消費に影響を与える事業であり、省エネ提案を軸とする当事業セグメントの拡大が大きな事業機会であることが明確になりました。
リスクと機会
| 区分 | 項目 | 概要 | 区分 | 1.5℃ シナリオ |
4℃ シナリオ |
対応策 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 短期 | 中期 | 長期 | 短期 | 中期 | 長期 | ||||||
| 2027年 | 2030年 | 2050年 | 2027年 | 2030年 | 2050年 | ||||||
| 移行 | 政策 と法 |
エネルギー価格·カーボンプライシング導入による運営コスト増加 |
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リスク |
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| 国や自治体の補助金利用による受注機会の増加 |
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機会 | 中 | 中 |
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| 技術 市場 |
技術力不足に起因する新市場獲得の機会損失リスク |
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リスク | 大 | 大 |
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| 市場 | ZEB·環境ソリューションの需要増や提供機会拡大 |
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機会 |
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|
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|
ー |
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| 評判 | 情報開示不足・目標未達による資金調達コスト増 |
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リスク | 小 | 小 |
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| 物理 | 慢性 | 労働環境悪化(熱中症等)による施工人員減・生産性低下 |
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リスク | ー | ー | ー | ー |
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|
| サプライヤー操業停止·輸送遅延による供給不足 |
|
リスク | 大 | 大 |
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| 災害対応、BCP対策、レジリエンスソリューション受注増 |
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機会 | 中 | 中 |
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| 急性 | 自然災害 |
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リスク |
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定量的評価、定性的評価の基準
| 影響度 | 定性面 | リスク | 機会 | 定量面 |
|---|---|---|---|---|
| 大 | 事業の存続に重大な影響を与える可能性があるリスク 事業の拡大に重大な影響を与える可能性がある機会 |
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財務影響において10億円以上の影響があるもの |
| 中 | 事業の存続に一定の影響を与える可能性があるリスク 事業の拡大に一定の影響を与える可能性がある機会 |
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財務影響において1-10億円の影響があるもの |
| 小 | 事業の存続に軽微な影響を与える可能性があるリスク 事業の拡大に軽微な影響を与える可能性がある機会 |
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財務影響において1億円未満のもの |
参考情報
指標及び目標
当社グループの温室効果ガス排出量(Scope1・2・3)は以下のとおりであります。なお、C02削減目標を設定し、2026年5月にSBT認定を受けております。
2031年3月期 C02削減目標(2024年3月期対比)
| Scope 1・2 | ▲42.0% |
|---|---|
| Scope 3 | ▲25.0% |
(単位:t-C02)
| 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| Scope1 | 650 | 630 | 589 | ||
| Scope2(ロケーション基準) | 544 | 556 | 569 | ||
| Scope2(マーケット基準) | 573 | 614 | 2 | ||
| Scope 3 | カテゴリ1 | 購入した製品·サービス | 25,292 | 28,435 | 25,990 |
| カテゴリ2 | 資本財 | 1,008 | 1,734 | 1,642 | |
| カテゴリ3 | Scope1,2に含まれない燃料 及びエネルギー活動 |
237 | 241 | 238 | |
| カテゴリ4 | 輸送、配送(上流) | 1,553 | 1,782 | 1,557 | |
| カテゴリ5 | 事業活動から出る廃棄物 | 126 | 100 | 138 | |
| カテゴリ6 | 出張 | 554 | 538 | 784 | |
| カテゴリ7 | 雇用者の通勤 | 325 | 396 | 436 | |
| カテゴリ9 | 輸送、配送(下流) | 132 | 208 | 171 | |
| カテゴリ11 | 販売した製品の使用 | 150,815 | 111,145 | 95,788 | |
| カテゴリ12 | 販売した製品の廃棄 | 24 | 28 | 18 | |
| Scope3 計 | 180,065 | 144,607 | 126,762 | ||
| 総合計(ロケーション基準) | 181,259 | 145,793 | 127,920 | ||
| 総合計(マーケット基準) | 181,288 | 145,851 | 127,353 | ||
(注)
- 2024年3月期及び2025年3月期のScope1・2・3の算定対象範囲は、当社及び連結子会社であるジュピターアドバンスシステムズ株式会社になります。
- 2026年3月期のScope1・2・3の算定対象範囲は、当社及び連結子会社であるジュピターアドバンスシステムズ株式会社と非連結子会社であるNDテック株式会社、NDテックサービス株式会社になります。
- 2024年3月期及び2025年3月期の温室効果ガス排出量に関しては、第三者保証を受けております。
2026年3月期に関しては、第三者保証を受けていない概算値であり、今後、第三者保証を取得する予定であります。
第三者保証
当社グループは、温室効果ガス排出量データの信頼性向上のため、毎年第三者検証を実施し、その検証機関であるBSIグループジャパン株式会社より独立保証声明書を受領することにより、ステークホルダーの皆様に対し、より信頼性・透明性の高いデータ開示を目指しております。
2025年3月期の温室効果ガス排出量データについて、国際的な基準である「ISO14064-3:2019」に準拠した第三者検証を実施し、独立保証声明書を受領しました。
